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食の未来につながる活動

×学び×子供たち×被災地

先を豊かにする食のあり方を多業種にシェア

おいしい・まずい、高い・安いでもない、どんな環境でどのように作られて、どのように売られているのかという「食の本質」を知り、正しく食べ物を選ぶ心を養う「食の道徳」を子供たちに伝えています。
その食事は本当にその人の先を良くするか、社会を豊かにするか、という先を見据える観点から食を捉え、イベントや講演活動を実施中。
特に、これから超高齢社会を迎える日本にとって、「食のフレキシビリティ」や「食の力」がもっと必要とされる世の中になることを見据え、調理師や管理栄養士など食に携わるプロに対するセミナーの他、その卵たちに向けては、介護食や嚥下食(スラージュ)を普通食の一環や基礎として学ぶ場の環境づくりも行っています。

子ども向けには、体や心で「食」を知り、感じてもらう授業を

活動内容

講演活動
  • キッズ向け 味覚の授業 「 Le Semaine du Gôut au Japon」 講師
  • 横浜市立大豆戸小学校 保護者向け 食育授業講師
  • 町田調理師専門学校 現代調理理論 講義
  • 学校法人堀井学園 翠陵高等学校
    「歴史 文化 人体 多方から見た 食べる学」講義
  • 神奈川大学人間科学人間科学科2014年 講義
  • ヨコハマ・マネジャーズ・セミナー(YMS)第48回 講師
  • 社団法人小田原青年会議所 講義
  • 榎本学園・町田調理師専門学校で、嚥下食を学ぶカリキュラムの導入を推進させ、講師を務める。
被災地支援活動
  • 2011年 東北支援任意団体として炊き出し、泥の掻き出しボランティア活動
  • 一般社団法人LIGHT UP NIPPONで、東北の食材を使った風評払拭イベント「東北食べNight」実施
  • 鶴見大学ボランティアチーム「 Yokohamaで学びーば」と組み、
    東北の小学校(7校)を修学旅行へ招待
  • 高校生の就職支援活動(福島県郡山市・気仙沼市)合同企業説明会の開催

 

被災地での出会いから、いくつもの道がつながる

被災地のボランティアで訪れた気仙沼で、地域の小学校が修学旅行に行けなくなった事実を知り、大谷小学校の校長先生に支援を名乗り出る。
これをきっかけに、同じく支援を表明した鶴見大学ボランティアチーム「 Yokohamaで学びーば」の皆さんや、開業医の先生らと共に、東北の小学校7校を横浜への修学旅行に招待することが実現した。
さらにこのご縁から、嚥下食の共同開発がスタート(前述)。
「静岡フェア」などの国産国消活動も被災地ボランティアでの出会いが元であり、志を同じくする人々との活動がさまざまにつながっている。

東日本大震災ではHANZOYAスタッフと炊き出し

 

料理人の観点で「スラージュ」を実習するカリキュラムを導入

母校の榎本学園・町田調理師専門学校の恩師から、2016年春、同窓OBの学友会の初代会長役を頼まれる。
毎年、同校で実習講義を行っているご縁もあり、会長を引き受けることに。
そして、これを機に、スラージュのカリキュラムの導入を交渉。
同校では、嚥下・介護食の基礎的座学はあるものの、料理のテクスチャーとして嚥下食を実習する科目はないと聞き、「今の時代に確実に必要になってきている」ことや、「将来のコックたちが、フランス料理と嚥下食が限りなく近いことを知ることは、彼らの仕事にも有益である」ことを説得したところ、まずは特別授業としての導入に至った。
栄養学や医学とは異なる調理師(料理)の観点からスラージュを学ぶ必要性を訴え、調理師の意識普及を目指す。

料理人の卵たちには、技術だけでなく食を担う仕事の心がまえもレクチャー