OUR WORKS
国産国消につながる活動
日本の生産地と消費地の役割、優れた物流力をつなぐことで、日本各地を元気に
生産地×料理人×物流×消費者
スマートチョイスの提唱
生産物の値崩れを招く価格競争や、ブランド戦略による行きすぎた高値が横行していては、日本の産業や経済は先々衰退してしまうでしょう。
日本の各地が「生産地」と「消費地」の役割を認識し、生産方法や価値が正しく評価され、優れたコールドチェーンを活用すれば、
日本は輸入に頼らず国内で自給自足できるほどの資源に恵まれているはずです。
しかしながら生産者の中には、移り変わる消費者のニーズやマーケットの動きを知る機会がない、
せっかく素晴らしいものを生産しているのにその価値に気付いていない、売るための手法を知らないという方が少なくありません。
真っ当な生産者がつくり出す食産物の背景、環境、品質を、実際に見て、選んで、料理として提供している料理人だからこそ、
正しく知って食を選ぶ「スマートチョイス」を消費者に伝える役割があるのではないか…。
そんな考えから、生産者と消費者、さらに物流をつなぎ、国産国消を進める活動に取り組んでいます。
食のフレキシビリティにつながる活動
嚥下が不自由な方にフレンチの特色を生かしたレシピ「スラージュ」はじめ、ハンディのある方にも柔軟にサービスをつなぐ
医療×化学技術×フレンチ×様々なハンディキャップ
個々に対して柔軟(フレキシブル)に対応する環境づくり
デコボコや障害をなくすことを「バリアフリー」と呼びますが、設備として段差をゼロにしたり、身体的なハンディや各々の違いを物理的に完全になくすのは不可能です。
各々の違いやデコボコ、つまりバリアはあって当たり前。なので、あえてバリアフリーとは言いません。
むしろ、バリアという垣根を作っているのは、私たちの心。
もしデコボコの中で、不便なことがあれば、周囲の人のちょっとしたお手伝いで助かったり、思い込みによる過度な遠慮やお節介がかえって壁を作ってしまったり。
ハンディはバリアではなく「個性」として知り、接することで、おのずと垣根は取れ、ハンディを持つ人の窮屈な思いを減らせます。
何もかもフラットに均一化でバリアをなくすだけではなく、様々な人の「個性」に柔軟に対応できる食事と環境を目指しています。
横浜美食都市につながる活動
私の拠点である横浜と日本各地のウマいものをつなぎ、横浜を国産国消のモデル都市にするべく実践
横浜×食×医療×食のフレキシビリティ
より良い食環境の実践で横浜の街づくり
横浜に行けば、全国のウマいものを安心して快適に食べられる。横浜をそんな街にしたい。
ツナギスト・加藤の生まれ育った横浜、お客様と直に接するレストランを持つこの地域で、「国産国消」の考え方や、「食のフレキシビリティ」を訴え、実践しています。
食事のおいしさや安全だけでなく、どんな方でも窮屈な思いをせずに楽しめる環境を横浜という地域でつくるべく、横浜地域の業種を超えた有志の仲間とネットワークを構築。
地域全体としてサービスの質の向上と意識の改革にもつながるよう、と勉強会やセミナーも定期的に開いたり、地元の医療や介護の専門家と連携を図り、地域包括ケアに取り組んでいます。
食の未来につながる活動
食の道徳を伝えるための講演・子供向け事業や、被災地の支援など、未来へ道をつなぐ
食×学び×子供たち×被災地
先を豊かにする食のあり方を多業種にシェア
おいしい・まずい、高い・安いでもない、どんな環境でどのように作られて、どのように売られているのかという「食の本質」を知り、正しく食べ物を選ぶ心を養う「食の道徳」を子供たちに伝えています。
その食事は本当にその人の先を良くするか、社会を豊かにするか、という先を見据える観点から食を捉え、イベントや講演活動を実施中。
特に、これから超高齢社会を迎える日本にとって、「食のフレキシビリティ」や「食の力」がもっと必要とされる世の中になることを見据え、調理師や管理栄養士など食に携わるプロに対するセミナーの他、その卵たちに向けては、介護食や嚥下食(スラージュ)を普通食の一環や基礎として学ぶ場の環境づくりも行っています。